動体撮影に最適なカメラ
より速く、より高精度にピントを合わせるためにAFフレームの多点化、そしてクロス測距化を追求。EOS 7D Mark IIのオールクロス65点AFセンサーは、キヤノンテクノロジーの限界に挑んだ末に生まれました。65点の測距点をファインダー内で広範囲かつ高密度に配列。思い通りの構図で、被写体を高精度に捉えることが可能に。全測距点で、F5.6光束対応のクロス(縦/横)測距が可能なので、縦線または横線どちらか片方の検知では得られない捕捉性能を発揮します。
使用頻度の高い中央測距点のラインセンサーは、高いピント精度を実現するF2.8とF5.6光束対応クロス測距(デュアルクロス測距)を配置。開放F8に対応しているため、エクステンダーを装着して開放F8になるレンズでも、中央測距点でのクロス測距が可能です。
さらに、低輝度限界はEV-3(中央1点)を達成。暗いシーンを高感度で撮影するときも、高精度なAFを活かした撮影が行えます。
高画質にこだわるデュアルイメージセンサー
画像処理の速度だけを高速化しても、同時に精度が伴っていなければ高画質な一枚は生まれません。
EOS 7D Mark IIの映像エンジンは、速度と精度を高次元で両立したデュアル DIGIC 6を採用。約2020万画素CMOSセンサーから出力される8チャンネル高速信号読み出しに対応するため、アナログ信号をデジタル信号に高速変換する4チャンネルA/D変換フロントエンド処理回路を2個採用。デュアル DIGIC 6とセットで働く高速並列処理回路により、最高約10コマ/秒の高速連続撮影を実現。階調や色を繊細に捉え、自然な画像を、より高速に生成することが可能です。
常用ISO感度100~16000や撮影時の歪曲収差補正、EOS iTR AFの顔検出精度の向上、さらにはフルハイビジョン動画の60pのIPB圧縮、MP4動画記録などの実現に結びつきました。
暗い場所でも実力を発揮
シャッターチャンスは、時間も場所も選びません。
光量が足りないことを理由に、その瞬間を逃すことは、撮影者にとって大きな損失です。EOS 7D Mark IIは、APS-Cサイズで約2020万画素の高画素CMOSセンサーながら、常用ISO感度最高16000という高感度を達成。暗いシーンでの撮影や、より速いシャッター速度で撮影したい時に有利です。静止画撮影時の常用ISO感度は100~16000。感度拡張により、H1:25600、H2:51200の設定も可能です。
約2020万画素CMOSセンサー(APS-Cサイズ)
最高約10コマ/秒という高速連続撮影の実現には、新開発CMOSセンサーも貢献しています。
自社開発・自社生産のCMOSセンサーは、8チャンネル読み出し技術を採用。一つひとつの画素の読み出し速度が速いため、高画素と高速連続撮影を両立しました。
有効画素数約2020万画素、常用ISO感度最高16000を達成。高解像度センサーは、空気感、光のニュアンス、被写体の繊細なディテール、微妙な色彩のグラデーションまで刻みとることができます。
高感度撮影においては、DIGIC 6に情報を到達させる前段階で、低ノイズ化を実行。CMOS半導体工程に新プロセスを導入し、S/N比や集光効率の向上を実現しています。
高速・高精度な静止画AFと速くてなめらかな動画AFを実現。
手動では難しいなめらか電動ズームを実現できます。
より本格的な動画撮影を楽しみたい方にお勧めの1本です。
全てを刷新。ハイグレード大口径望遠ズームの完成形。
マイクロコンピューターを2つにし、制御性能を強化する事で、CIPA規格準拠で5段分の手ブレ補正効果を実現。(VC MODE3使用時) 手ブレが発生しやすい低照度下の望遠撮影において、より自由度の高い手持ち撮影が可能となりました。
さらに最先端のナノテクノロジーを用いたeBANDコーティングを搭載。従来のコーティングでは実現することが難しかった、斜めから入射する光に対しても優れた反射防止性能を発揮します。また、デジタルカメラ特有の撮像素子で反射した光についても、レンズ表面での卓越した反射防止性能によって、撮像素子への戻り光を大幅に低減しています。