D810の画質を支える、ニコン独自の4つの先進テクノロジー
D800Eよりも鮮鋭感を高めただけでなく、様々なシーンで豊かな階調表現、優れた色再現性を実現し、撮影者の意図を盛り込みやすい、高品位な画づくりを可能にしている。
より柔軟な画づくりができる、進化したピクチャーコントロールシステム
被写体や表現意図に合わせて画像や映像の「画づくり」が簡単にできる、ピクチャーコントロールシステム。D810では新たに[明瞭度]※1を追加し、画像のクリアー感を調整可能。さらに各調整項目では0.25ステップ※2で細かく調整可能となった。また、新しいピクチャーコントロール[フラット]を搭載。[ニュートラル]よりもトーンカーブが直線に近く、画づくりの演出もより少ないため被写体情報を最大限に取得でき、好みの画づくりをするために調整や加工を行っても白とび、黒つぶれ、色飽和が起きにくく、明暗、色ともに、階調性豊かに仕上げることができる。※1 静止画のみ適用。※2 クイック調整、フィルター効果は除く。
制振・静音化をさらに高めた、新設計の駆動機構、ミラーバランサー
ミラーやシャッターの動作によるカメラボディー内のわずかな機構ブレも撮影画像に影響をおよぼさないよう、駆動機構、ミラーバランサーを新設計。これにより心地よいシャッター音も実現しています。
またQ(静音撮影)およびQc(静音連続撮影)モードではモーター駆動のミラーとシャッターユニットが低速動作することで、カメラの内部振動と動作音を抑制。より確実に、ブレのないシャープな画像が得られます。
機構ブレ極限まで抑える電子先幕シャッター
レリーズモードをMup(ミラーアップ撮影)に設定しているときには、メカニカル先幕シャッターを電子先幕シャッターに切り換え、先幕の働きを撮像素子で代用する撮影が可能です(カスタムメニューの設定が必要)。
メカニカルシャッターと異なり、先幕の先行による機構ブレが発生しないため、望遠レンズを使った風景写真や天体の撮影など、ブレを極力抑えたいときに有効です。ミラー振動がないライブビュー撮影と組み合わせると、さらに効果的です。
実用性と機能性に富んだ標準ズームレンズ
FXフォーマット時、画角84°の広角域から望遠域までの画角範囲をカバーする5倍標準ズームレンズ。開放F値は4で一定。絞り開放から安定した高画質が得られます。ゴースト、フレアの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用。高いブレ軽減効果を発揮するVR機構(手ブレ補正効果3.5段※CIPA規格準拠)も搭載しています。