チェキのシーン別おすすめな使い方を紹介!選び方や楽しむためのポイントも解説

本記事では、チェキの使い方をはじめとする基本情報について解説します。また、チェキのフィルムの種類や選び方のポイントも一緒に取り上げるため、ぜひ最後までご覧ください。

近年は、スマートフォンをはじめ、カメラ機能が搭載されているさまざまな機器が登場しており、自分の好きなタイミングで気軽に写真が撮影できるようになりました。デジタルカメラが主導権を握る一方で、アナログカメラの需要も一定数あり、若い世代の間で高い人気を誇っているのが「チェキ」です。

今回は、チェキのおすすめの使い方をシーン別に解説します。また、チェキのフィルムの種類や選び方のポイントもまとめて解説するため、チェキを使っている人やチェキに興味を持っている人は、ぜひ参考にしてください。
 

そもそもチェキとは?

チェキとは、1998年 に誕生した富士フイルムのインスタントカメラのことです。カードサイズの専用フィルムを使用して写真の撮影、および現像を行います。正式名称は「INSTAX」で、海外でも「インスタックス」という呼称が一般的です。

チェキという名前は英語の「check it」つまり要チェックを意味するフレーズを短縮したものが由来といわれています。1986年 に販売が開始された「写ルンです」の携帯性と、90年代 に流行し始めた「プリクラ」の即時エンタメ性を掛け合わせて誕生しました。

当時主流だったフィルムカメラは、現像するために現像薬品群や暗室を用意しなければなりませんでした。しかし、インスタントカメラはその場で写真を現像できます。その手軽さから一気に普及しましたが、とくにチェキは性能面のみならず、シルバーカラーのボディと近未来的なデザインが話題となりました。

1999年 には通常のチェキよりもサイズが大きいWIDEシリーズが、そして2000年 にはスリムで丸いデザインのminiシリーズが登場しています。チェキは、若い女性を中心に2000年頃 からブームが到来し、発売から5年目には販売台数が100万台を突破 しました。
 

チェキが人気の理由

一時代を築いたチェキでしたが、1999年 に登場したカメラ付き携帯と2000年代 から普及し始めたデジタルカメラの影響により、需要が下がり始めます。2000年代 のチェキの売り上げグラフは下降線をたどり、低迷期が訪れました。

しかし、2007年 を過ぎると、チェキの人気が再浮上します。当時放送されていた韓国の恋愛ドラマで、チェキが使用されていたのがきっかけでした。当時の若者は、チェキの存在を認知していなかったため、目新しさから韓国を中心にチェキの売り上げが伸びるようになります。

ここからチェキは、手軽さよりも可愛らしいデザインを売りにするようになり、丸みを帯びた本体にパステルカラーを施したデザインは、女性ユーザーの心を虜にしました。以降は東アジアのみならず、アメリカやカナダ、ヨーロッパ圏でも販売台数は上昇し、韓国ドラマの放送が終了している現在でも、チェキは一定の人気を誇っています。

フィルム写真ならではの風合いやその場で現像した写真を共有できる特別感、そして何度も撮り直しができない点などが、チェキで撮影した写真のレアリティを高めているといえるでしょう。実際にプリントすると写真データが記録から作品のようになるため、写真が宝物になる、もっと身近に感じられるといった声も多いです。

また、チェキの魅力として、故障のリスクが低い点が挙げられます。学生時代に購入したチェキが、社会人になった現在でも現役で稼働している話は、決して珍しくありません。丁寧に扱えば、電池の交換程度で10年以上 活躍してくれることもあります。

機種によっては、一台あたりの値段が10,000円 以内に収まる点もチェキの魅力です。独自の魅力と扱いやすさや良心的な値段設定から、カメラ初心者もすぐに使いこなせるようになるでしょう。
 

ポラロイドカメラとの違い

チェキとの比較対象として、ポラロイドカメラの名前が挙げられます。ポラロイドカメラとは、1948年 にアメリカのポラロイド社が開発したインスタントカメラのことです。

両者は製造している会社以外にも、いくつか違いが存在しています。たとえば、フィルムのサイズはポラロイドカメラの方が大きいです。一方のチェキは、フィルムのサイズが小さいですが、フィルムの種類が豊富で選択肢の幅が広いことで知られています。

それぞれのフィルム性能も異なっており、ポラロイドカメラは撮影場所の明るさや湿度によって、写真の品質が変化しやすいです。しかし、その品質の非均一性が、ポラロイドカメラ特有の味を生み出しているともいえます。一方のチェキは撮影環境にあまり左右されず、見たままの被写体を写真に残せる点が特徴です。

そして、両者の最大の違いとして、新品の機種が購入できるか否かが挙げられます。チェキはすでに述べているように、現在でも新機種も登場するほど若者を中心に高い人気を誇っているため、新品の購入が可能です。

しかし、ポラロイドカメラはすでに生産が終了しているため、新品は入手できません。メンテナンスや修理を受け付けている店舗もほとんどなく、一度故障するとそのまま廃棄せざるを得ないケースもあります。
 

【シーン別】チェキのおすすめな使い方

現在まで多くの人に愛用されてきたチェキですが、さまざまな場面で活躍してくれる存在です。以下は、シーン別におすすめのチェキの使い方になります。これからチェキの購入を検討している人はもちろん、すでにチェキを所有している人も、ぜひ参考にしてください。
 

結婚式

チェキが活躍するシーンの一例として、多くの友人や親戚に囲まれて執り行われる結婚式が挙げられます。具体的なチェキのおすすめの活用方法は、以下のとおりです。

ボードを作る

チェキは、結婚式のボードを作成する際に役立ちます。結婚式のウェルカムスペースに飾るボードは、結婚式の雰囲気作りにもかかわる重要な存在です。そんなチェキを使用して作成するボードは、実践した花嫁たちの満足度が高いことで知られています。

主な理由のひとつが、準備に時間がかからない点です。ベースとなるボードにメッセージの記載と装飾を施したら、あとは実際に写真を撮影して飾りつけるだけで作業が完了します。

結婚式の準備はボードの用意を含め、どうしても時間がかかりがちです。一部だけでも準備の手間が減れば、主催者側の負担を軽減できるでしょう。

また、チェキを使用したボードは、ゲストたちの待ち時間にかかるストレスを軽減できる効果も期待できます。結婚式の開始を待つ間や、手持ち無沙汰になってしまう人は少なくありません。その間にチェキ撮影をすれば、ゲストたちの楽しい時間になるでしょう。
 

席次表を作る

チェキは、席次表を作成する際にも活躍してくれます。席次表とは、結婚式場のレイアウトと座席がセットになった表のことです。披露宴会場の受付でゲストに渡せば、スムーズに席へ案内できます。

席次表は、ゲストの出席によって変更も発生しやすく、準備に時間がかかりやすいです。撮影したチェキを利用すれば、コルクボードに貼るだけで簡単に席次表を作成できます。

また、写真を使用するため、どの席に誰が座っているのかわかりやすいです。ただし、写真を使用する関係上、通常よりもスペースを確保しなければならないため、参加人数が多い結婚式にはあまり向きません。
 

新郎新婦からのメッセージを書く

新郎新婦からのメッセージを書くのも、おすすめのチェキの活用方法として挙げられます。メッセージカードは、結婚式の定番アイテムです。新郎新婦の写真も一緒なら、永く大切にできる思い出のアイテムになるでしょう。

注意点として、チェキにメッセージを書く場合は、必ず油性ペンを使用しましょう。水性ペンの場合、インクが乾かないため、チェキに記載したメッセージが滲んでぐちゃぐちゃになってしまいます。

ただし、油性ペンなら何でもよいわけなく、ラメ入りのペンはインクが乾くまで時間がかかるため、乾く前に写真を重ねてしまうと、文字が崩れてしまう可能性が高いです。ラメ入りのペンを使用する場合は、最低でもインクが乾ききるまで3分 は待ちましょう。
 

二次会

結婚式をはじめとする、各種二次会のイベントでもチェキは活躍してくれます。具体的にどのような使い方ができるのか、順番にチェックしていきましょう。

ゲームに活用する

チェキを使用すれば、二次会でゲームが楽しめます。代表的なチェキを使用したゲームとして挙げられるのが、チェキくじです。

チェキくじはゲストを撮影したチェキでくじ引きをし、当たった人に景品をプレゼントするのが基本的なゲームの流れになります。準備時間が短いことが利点ですが、やることがシンプルなため盛り下がらないように音楽をかける、当選者にインタビューするなど、ゲームの進行に工夫が必要です。

また、テーマを決めて、お題に一致する人に投票する投票ゲームもおすすめできます。投票ゲームなら自然に参加者同士が交流する機会を作れますが、投票テーマによっては会場の雰囲気が荒れる可能性も考えられるため、お題は慎重に決定しましょう。

チェキアルバムを作成する

ゲストの立場であれば、チェキアルバムを作成して新郎新婦に渡すという使い方もできます。二次会に参加する人数によっては、新郎新婦はゲスト一人ひとりとゆっくり会話する時間が取れません。当日撮影したチェキをアルバムにして渡せば、当日の思い出を残しつついつでも見返せます。

チェキアルバムを作成する場合は、チェキを保存するアルバムは密閉性が高いものがおすすめです。アルバムによっては湿気がこもってしまい、劣化が進んでしまいます。

ポケットに写真を収納するタイプのアルバムであれば、湿気がこもりにくいです。湿気を吸ってくれる紙素材の台紙が使用されていれば、なおよいです。富士フイルムからチェキ専用のアルバムも販売されているため、気になる人はチェックしてみましょう。

また、チェキは高温にも弱いため、アルバム作成後は日の当たらない場所で保管してください。
 

ポラロイドブーケにする

チェキは、ポラロイドブーケにするのもおすすめです。ポラロイドブーケとは、花と写真を組み合わせたブーケのことで、主に海外で流行しています。

作り方はチェキを棒につけて、花と一緒に束ねるだけです。アレンジの幅も広いため、インスタグラムをはじめとするSNSを参考にオリジナルのポラロイドブーケを作成してみましょう。
 

卒業式

人生の一大イベント、卒業式でもチェキは活躍します。具体的な活用方法は、以下のとおりです。
 

卒業証書に添える

卒業式当日の表情をチェキで撮影し、卒業証書にそえればより鮮明な思い出を残せます。写真はソロショットや友人とのツーショットなど、好きなシチュエーションで撮影しましょう。メッセージを記入してから、友人同士で交換するのもおすすめです。
 

チェキのフィルムの種類は?

さまざまな場面で活躍してくれるチェキですが、チェキのフィルムにはいくつか種類があります。機種によって使用できるフィルムは異なるため、事前にどのフィルムを使用すればよいかしっかり確認しておきましょう。

以下、チェキで使用される主なフィルムの種類になります。
 

チェキフィルム instax mini

チェキフィルム instax miniは、スタンダードなチェキフィルムです。miniという名前からもわかるように、小さめのカードサイズのため、インテリアや記念品として写真を残したい場合に向いています。

たとえば、お気に入りのチェキを透明なスマホカバーに挟むだけで、オリジナルのスマホケースの作成が可能です。パートナーや友人同士で同じ写真を共有すれば、気軽にペアグッズの作成もできます。

本体の対応機種が多いのが特徴で、キャラクターや柄など、フィルムの種類も豊富です。オーソドックスなチェキ以外も楽しみたい場合は、チェキフィルム instax miniを使用できる機種を選択しましょう。

機種選びに悩んでいる場合は、FUJIFILM チェキ instax mini LiPlayがおすすめです。デジカメに近いデザインをしており、録音した音をQRコードにして一緒にプリントできます。従来の製品以上にスマートフォンとの連携も強化されており、遠隔操作による写真撮影も可能になりました。

本体は500mlペットボトルの約半分の重さのため、持ち運びできるカメラを探している人にもおすすめできます。また、スマートフォンと同じくモニターをみながら撮影ができるため、直感的な操作が可能です。ただし、モニターはタッチパネルではない点に注意してください。

instax mini LiPlay
 
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以下、FUJIFILM チェキ instax mini LiPlayの製品仕様になります。

記録メディアmicroSD/microSDHCカード
画素数2560×1920ピクセル
連続撮影速度1/4~1/8000秒
撮影可能枚数約45枚
サイズ約82.5×122.9×36.7mm
重さ約255g(本体のみ)

 

チェキフィルム instax SQUARE

近年人気が高まっているフィルムが、チェキフィルム instax SQUAREです。その名のとおり正方形のフィルムで、画面サイズが大きいため自撮りや風景写真に向いています。販売が始まったのが最近のため、フィルムのデザインはまだ豊富とはいえませんが、今後さまざまな種類のフィルムが登場するでしょう。

チェキフィルム instax SQUAREに対応している機種が、FUJIFILM instax SQUARE SQ10 チェキです。チェキ史上初となるデジタルイメージング技術が搭載されており、カメラ内で画像の加工、および編集ができます。

FUJIFILM instax SQUARE SQ10 チェキ 真正面
 
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FUJIFILM instax SQUARE SQ10 チェキの製品仕様は、以下のとおりです。

記録メディアmicroSD/microSDHCメモリーカード
画素数1920×1920
連続撮影速度1/29500~1/2秒
撮影可能枚数約50枚
サイズ約119×127×47mm
重さ約450g(バッテリー、カードを含む)

また、FUJIFILM instax SQUARE SQ20 チェキも、チェキフィルム instax SQUAREに対応している機種のひとつです。FUJIFILM instax SQUARE SQ10 チェキとの違いとして、動画撮影機能の有無が挙げられます。動画撮影用に3種類 のフィルターが用意されており、撮影した動画の好きなシーンをプリント可能です。

FUJIFILM instax SQUARE SQ20 チェキ 正面
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以下、FUJIFILM instax SQUARE SQ20 チェキの製品仕様になります。

記録メディアmicroSD/microSDHCメモリーカード
画素数1920×1920ピクセル
連続撮影速度1/7500秒~1/2秒
撮影可能枚数約50枚
サイズ約119×127×50mm
重さ約390g〜440g(本体のみ)

 

チェキフィルム instax WIDE

画面サイズが通常のチェキフィルムの2倍 あるのが、チェキフィルム instax WIDEです。対応機種が少ないことが難点ですが、L版写真に近いフィルムサイズのため、集合写真や風景写真の撮影に向いています。

そんなチェキフィルム instax WIDEの対応機種が、チェキフィルム instax WIDE 300です。写真の明るさを補正できる濃淡コントロール機能をはじめ、多彩な機能が搭載されているため、カメラに慣れていない人でも簡単に綺麗な写真が撮影できます。
 

チェキの選び方

活用の幅が広いチェキですが、実際にチェキを選ぶにあたって、何をポイントにすればよいかわからない人もいるでしょう。ここでは、チェキを選ぶ際のコツについて解説します。チェキの購入やレンタルによる利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
 

目的に合わせて選ぶ

利用するチェキは、目的に合わせて選びましょう。チェキには、アナログタイプとハイブリッドタイプの2種類 が存在します。

アナログタイプは、撮影したその場で写真がプリントされるのが特徴です。一方のハイブリッドタイプは、撮影した写真をデータとして保存し、さまざまな加工を施せます。

インスタントカメラらしく一発撮りを楽しみたい場合は、アナログタイプのチェキがおすすめです。アナログタイプなら、シャッターを押すだけで撮影ができるため、複雑な操作をする必要がなく、カメラに慣れていない初心者でも使いこなせます。ハイブリッドタイプと比較して、値段が安い点もアナログの強みです。

ただし、アナログタイプの場合は、写真が現像されるまで仕上がりを確認できません。場合によっては、貴重なフィルムを無駄に消費してしまう可能性もある点に注意しましょう。

写真の加工や撮り直しをしたい人は、ハイブリッドタイプのチェキがおすすめです。エフェクトが豊富で、スマートフォンやSDカードを介してプリンターとしても使える、汎用性の高さが評価されています。>同じ写真を何枚もプリントできるため、友人や家族に写真を配りたい場合に便利です。

一方で、カメラの操作に慣れていないと誤って写真を消してしまう可能性もあるため、カメラ初心者には向いていないです。また、アナログと比較して値段が高い点もデメリットといえるでしょう。
 

重視するポイントで選ぶ

チェキを選ぶ際は、どのような写真を撮影したいか、何を重視するかもしっかり考えておきましょう。すでに述べているように、チェキには3種類のフィルムがあり、それぞれ異なる特徴があります。

フレームデザインにこだわって写真撮影がしたい場合は、instax miniシリーズがおすすめです。小さなカードサイズのミニフィルムは、初代チェキの発売当初から今日まで長く愛されてきました。

対応機種の数が最も多く、フィルムのフレームデザインも豊富です。フィルムの値段も安く、できるだけ多くの写真を撮影したい人にも向いているでしょう。

おしゃれさが際立つ写真が欲しい場合は、instax SQUARE シリーズがおすすめです。正方形のデザインのフィルムを使用して写真を撮影するシリーズで、今までのチェキにない独特の世界観が出せます。そのため、芸術的な写真表現に効果的なフォーマットとして、写真愛好家の間で長く愛されてきました。

画面サイズがinstax miniシリーズよりも大きいため、背景を広く撮影できます。構図次第でさまざまな写真が撮影できるため、写真初心者はもちろん、以前から写真撮影を趣味にしている人も十分満足できるでしょう。

集合写真の撮影をしたい場合は、instax WIDEシリーズがおすすめです。チェキの定番であるinstax miniシリーズで使用するフィルムよりもサイズが2倍 ほど大きいため、迫力のある写真が撮影できます。

ただし、instax WIDEシリーズは、チェキ instax WIDE 210やチェキ instax WIDE 200など、販売が終了してしまっている機種が多く、現在はチェキフィルム instax WIDE 300のみ入手可能です。instax WIDE 300も、2024年4月1日時点 で生産が追いついていない状況が発生しており、注文の受付が一時停止されています。
 

画像転送機能・遠隔操作機能ならハイブリッドタイプ

チェキにはアナログタイプとハイブリッドタイプがあるという説明をすでにしましたが、画像転送機能や遠隔操作機能が欲しい場合は、ハイブリッドタイプを選択しましょう。

ハイブリッドタイプのチェキは、画像転送機能や遠隔操作機能が搭載されています。画像転送機能は、チェキとスマートフォンを連携し、それぞれの画像を互いに転送できるようにする機能のことです。画像転送機能にはチェキのデータを共有できるようになる、スマートフォンで撮影した写真もチェキでプリントできるなどの利点があります。

そして、遠隔操作機能はBluetoothで接続したスマートフォンをリモコンにして、チェキを操作する機能のことです。遠く離れた場所にいても任意のタイミングで操作できるため、集合写真やセルフィ―も簡単に撮影できます。

ハイブリッドタイプのチェキで画像転送機能、および遠隔操作機能が搭載されているのはinstax mini Evo、そしてinstax mini LiPlayの2種類です。instax mini Evoはどこかレトロな雰囲気を醸し出しているデザインが特徴で、レンズダイヤルとフィルムダイヤルの操作によって、100 パターンの多彩な表現ができます。

Bluetoothに対応しており、各種アプリとの連携機能が従来の機種よりも便利な点が魅力です。スマートフォンからリモートで操作ができ、撮影した写真をすぐにSNSに投稿が可能です。また、LEDやファインダーなどのアクセサリーも豊富なため、写真撮影の楽しみをさらに広げられるでしょう。

instax mini LiPlayは、画像転送機能や遠隔操作機能に加えて、音まで撮影できるのが特徴の機種です。撮影画像と一緒にプリントされたQRコードを読み込むと、画像と一緒に最大10秒 までの音声も再生されます。

音声でメッセージを残せるため、普段目の前では恥ずかしくて言えない感謝の言葉やお祝いの言葉を伝えるのにぴったりといえるでしょう。QRコードのため、フィルムさえ残っていれば何度でも繰り返し再生できる点も魅力です。
 

長く使いたいなら乾電池式

長く使用したい場合は、乾電池式の機種を選択しましょう。チェキには充電式のタイプ、そして乾電池式のタイプが存在します。主な乾電池式のチェキはINSTAX mini 12、instax mini 11、instax mini 40、instax SQUARE SQ1、そしてinstax WIDE 300などです。

乾電池式のチェキはパッケージに乾電池が同梱されているため、開封してすぐに写真撮影ができます。また、充電式と異なりバッテリーの劣化を気にする必要がない、予備の乾電池を用意しておけば電池の残量を気にせず撮影が続けられる、乾電池式の機種の方が安いなども乾電池式のチェキの利点です。

チェキに対応している乾電池として単三乾電池、充電不可のリチウム電池 、そして充電式リチウムイオン電池の名前が挙げられます。

単三乾電池は一般的な乾電池で、電気屋や100円ショップなど、さまざまな場所で販売されているため、万が一電池切れになってもすぐに入手できる点が強みです。必要な単三乾電池の本数は、機種によって異なります。

充電不可のリチウム電池は、通常の乾電池よりも寿命が長い点が特徴です。その分値段が高く、かつ入手しにくいため、早く購入したい場合はオンラインショップなどで探しましょう。

充電式リチウムイオン電池は、ケーブルで電源につないで充電するタイプの乾電池です。充電式のため、使い捨てするタイプの乾電池よりも経済的ですが、フル充電したまま放置すると激しく劣化してしまうため、扱いには注意しましょう。

乾電池は、機種によって使用できる種類が異なります。予備の乾電池を購入する際は、あらかじめ公式サイトなどでどの電池に対応しているか、しっかり確認しておきましょう。
 

チェキを楽しむ7つのポイント

最後に、チェキを楽しむ7つのポイントについて解説しましょう。チェキは魅力的な写真を撮影してくれる存在ですが、使いこなすためにはあらかじめいくつかポイントを押さえておく必要があります。実際にチェキを使用する前に注意点を確認し、気持ちよく写真撮影を行いましょう。
 

1.白飛びの原因と対策

チェキで写真撮影をするにあたって、白飛びの対策をしておきましょう。白飛びとは、肉眼ではしっかり見えていても、実際に撮影してみると空やライトが当たっている明るい部分が、白っぽくなりすぎてしまう現象のことです。思い出を残そうとしても、被写体の姿がはっきり写真に写っていなければ意味がありません。

白飛びの原因として、受光部を塞いでシャッターを押している、フィルムをすべて撮り切る前に裏蓋を開けてしまっているなどが考えられます。受光部を塞いでシャッターを押している場合は、受光部を指や手のひらで押さえないようにすれば白飛びを防げるでしょう。そのためには写真撮影の際にチェキの側面を持つのが有効です。

フィルムをすべて撮り切る前に裏蓋を開けてしまっている場合は、基本的にフィルムを入れ替える時以外は絶対に蓋を開けないようにしてください。残り枚数がわからない場合は、チェキの本体の後ろについている小窓でフィルムの残量を確認できます。

ただし、白飛びは常に写真に悪影響を与える存在とは限りません。写真撮影のシチュエーションによっては、あえて白飛びを発生させて写真そのものに味わいを持たせていた方がよいと考える人もいます。どうしても白飛びが発生してしまう場合は、あえて白飛びを活かすような構図や被写体に挑戦する方向にシフトするのもおすすめです。
 

2.チェキプリントの黒い点

チェキで撮影した写真をプリントすると、黒い点が発生している場合があります。これは写真を撮ったときに、強い光が反射してレンズに入っていることが原因です。

写真撮影の際、明るすぎる光がレンズに入ると、ソラリゼーションが発生します。ソラリゼーションとは、ネガフィルムやポジフィルムの露光中に光が過度に当たることで、潜像の一部が過剰に露光され、その部分の画像が反転して現れる現象です。これによって、通常なら白くなるべき部分が黒い点となって現像されてしまいます。

黒い点の発生を防ぎたい場合は、撮影角度や場所に注意しましょう。とくにガラスや金属面など、太陽光やフラッシュなど、撮影対象が光を反射するときは、カメラの撮影レンズに光が入らないように工夫してください。

光源に注意しても写真に黒い点が写っている場合は、レンズが汚れている可能性が考えられます。レンズの汚れは専用キットなどを使用すれば自力でも取り除けますが、取り扱いには十分な注意が必要です。自分で手入れする自信がない場合は、サービスセンターに持ち込むのが確実でしょう。
 

3.出来上がりが左下にずれる

チェキに慣れていない人が撮影した写真は、被写体が左下にズレているケースが多いです。一般的な一眼レフのファインダーと異なり、チェキのファインダーは撮影用レンズとは別の専用レンズが使用されています。

そのため、最初から見えるものと撮れるものが物理的にズレており、覗き方や被写体との距離によっては、イメージどおりの写真を撮るのが困難です。ファインダーとレンズの位置の視差は、近くのものを撮るときほど影響を受けやすくなります。

ズレ幅を小さくしたい場合は、ある程度距離を離しながら撮影しましょう。全身が撮影できるくらい離れると、初心者でも安定して写真が撮れます。

撮影する対象との距離が近いときは、意識して右側にカメラを向けましょう。ファインダーから覗いた被写体は左に少しズレる形になるため、ズレを直そうとして逆に動かさないように注意してください。
 

4.ピンボケの原因と対策

チェキを使用する際は、ピンボケにも注意してください。ピンボケは被写体にピントが合っていない状態で撮影してしまい、被写体がぼけてしまう現象のことです。

最近のデジタルカメラはオートフォーカス機能が搭載されている機種が多いため、ピンボケが発生するケースは稀ですが、チェキはすべての機種にオートフォーカス機能が搭載されているわけではありません。

チェキでピンボケが発生する原因として、チェキの焦点距離、つまりピントが合う距離を正確に把握できていないことが考えられます。機種によって多少異なりますが、チェキの焦点距離は60cm以上で設定されているのが一般的です。

ピンボケを防ぎたい場合は被写体との距離を60cm以上、目安としては手をいっぱいに伸ばした距離くらい離して写真撮影を行いましょう。どうしても近い距離で写真を撮りたいときは、接写用アダプターを使用するのがおすすめです。
 

5.フィルムが出てこない

チェキを使用していると、フィルムカウンターに残数が表示されているにもかかわらず、撮影してもフィルムが出てこないときがあります。フィルムが出てこない原因として、チェキ本体の電池切れが考えられますが、その場合は電池を交換すれば問題ありません。

電池残量に問題がない場合は、使用中に誤ってフィルム蓋を開けてしまうとカウントがリセットされてしまった可能性が考えられます。カメラ内の実際のフィルム残数と、フィルムカウンターの数字にズレが生じている状態のため、新しいフィルムパックに交換すれば対処可能です。

また、カメラ本体に何らかの衝撃が加わると、カメラ内のフィルムの位置がずれてしまい、フィルムを正常に排出できない不具合が生じる場合があります。フィルムパックを交換することで改善できるときもありますが、無理にフィルムパックを取り外すとチェキ本体にダメージを与える可能性が高いため、必要に応じて相談窓口を利用しましょう。
 

6.Bluetooth接続に失敗する

近年はワイヤレスイヤホンやコードレスマウスなど、Bluetooth接続によって使用できる機器が登場していますが、チェキでも一部の機種でBluetooth接続が可能になりました。しかし、Bluetoothでの接続が上手くいかないときも少なくありません。

その場合、電池切れを含めいくつか原因が考えられますが、よくあるのがスマートフォンの設定に不備があるケースです。スマートフォンの設定は機種によって詳細が異なるため、公式サイトで公開されている手順を確認しながら設定を変更してください。

また、専用アプリがアップデートされていない場合も、Bluetooth接続に失敗します。アップデートすれば基本的にBluetooth接続ができるようになるはずですが、それでも接続できないときは一度専用アプリを削除してから再度インストールしましょう。
 

7.【ハイブリッド機種】撮影データをPCに移行する

ハイブリッドタイプのチェキで撮影した写真は、プリントするだけではなく撮影データをPCに移行できます。PCに撮影データを移したい場合は、USBケーブルでパソコンとチェキを接続する方法が一般的ですが、micro SDカードを活用する方法もおすすめです。

micro SDカードはチェキをはじめ、スマートフォンやゲーム機など、さまざまな機器で利用されています。やり方はチェキ本体の差し込み口にmicro SDカードを挿入するだけで、あとは自動で撮影した画像データがmicro SDカードに保存されていくため、 PCへの移行も簡単です。

micro SDカードは、指定のもの以外を使用するとチェキ本体の故障の原因となるため、必ず説明書に記載されているmicro SDカードの種類を確認してみましょう。また、小さな子どもがいる家庭の場合、子どもがmicro SDカードを誤飲してしまう可能性もあるため、保管場所にも気を配りましょう。

費用を抑えて、チェキを使用したい方や購入前に一度試してみたい方は、レンタルチェキをおすすめします。こちらのサイトでは、チェキのレンタルや中古カメラの買取・販売も承っています。ぜひあわせてご覧ください。
 

まとめ

以上、チェキのシーン別のおすすめな使い方をはじめ、機種の選び方や楽しむためのポイントについて取り上げてきました。チェキはカメラ初心者から玄人まで、多くの人にとって扱いやすいカメラです。現在でも活躍する場面は多いため、気になる人はぜひチェキに挑戦してみてください。

しかし、なかにはチェキの使用感や性能に不安を抱え、本体の購入に対して二の足を踏んでしまう人もいるでしょう。その場合は、レンタルショップの利用がおすすめです。

カメラレンタル専門店ワンダーワンズでは、チェキをはじめさまざまな機種を扱っています。最短で3泊4日 からレンタル可能なため、結婚式やパーティーなど限定的な期間チェキを使用したい人にもぴったりです。興味を持った人は、ぜひ公式サイトをご覧ください。

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