防振双眼鏡のおすすめは?初心者が注意すべきポイントも解説!

防振双眼鏡は、コンサートやライブなどでアーティストの表情や動きをしっかりと見たい方にはおすすめです。防振双眼鏡の選び方や使用する際の注意点を解説し、人気のモデルを紹介します。

手ブレ補正機能を備えている防振双眼鏡は、バードウォッチングや天体観測だけではなく、コンサートやライブなどでも使われています。防振双眼鏡の機能や性能、スペックの見方、選び方、おすすめのモデルの紹介、レンタルについて解説します。

防振双眼鏡を使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。

 

そもそも防振双眼鏡とは?

防振双眼鏡とは、スイッチを押すことで、自動で手ブレを補正してくれる機能のある双眼鏡のことをさします。動きのある被写体でも、ブレずに安定した視界が維持できるのがメリットです。

倍率が高い双眼鏡を使うと視界が揺れやすいですが、そんなときに防振双眼鏡が適しています。元々は天体観測やバードウォッチングのために開発され、現在は大きな会場で行うライブやコンサートでも使用されるようになりました。

防振双眼鏡の手ブレ補正は特別な機能であるため、高価格のモデルが多いです。そのため、ほかの性能との兼ね合いも考えながら、自分の目的に適したモデルを慎重に選ぶようにしましょう。

 

コンサートやライブと相性抜群!

生のコンサートやライブを楽しむなら、アーティストの表情や動きをしっかり見たいですね。しかし、双眼鏡を手ブレしないように持ち続けていると疲れてしまいます。そんなときに便利なのが防振双眼鏡です。

とくに倍率が高いほど手ブレしやすいので、ドームやアリーナなど大規模な会場では活躍します。

 

双眼鏡選びで知っておきたい基礎知識

双眼鏡は3,000円程度の手軽な価格のものから、100,000円以上の高価なものまであります。それは、性能に大きな差があり、見え方や使い勝手が大きく異なるためです。

双眼鏡選びで重要な性能を表す言葉について解説します。

 

機種名にある数字の意味

双眼鏡の機種名の最後に、「12×50 8.5°」といった形の数字があります。これは、その双眼鏡の基本的なスペックを示す数値です。12は倍率、50は口径、8.5°は実視界を表しています。

 

倍率

倍率は、その双眼鏡で見た際に対象物がどの程度の大きさで見えるかを表しています。倍率が大きければ大きいほど、対象物は大きく見えます。

たとえば、7倍の双眼鏡で700m先にいる人を見た場合は、100m離れた場所から肉眼で見たときと同じ大きさで見えます。倍率は高いほどよいと思いがちですが、見たいものからどの程度離れているかによって、適切な倍率を選ぶことが大切です。

 

口径

口径とは、対象物に近いレンズである対物レンズの内径のことをさします。口径が大きいほど多くの光を集め、細かい物を見分ける能力である解像度も上がります。

コンパクトな双眼鏡では口径は20mm台で、双眼鏡として本格的な性能を求める場合は30~50mmが基本的には必要です。天体観測用や業務用だと50mm以上のものもあります。

 

ひとみ径

双眼鏡の接眼レンズを30㎝ほど離れてみると、明るい円が現れます。この円の直径がひとみ径とよばれています。ひとみ径の数値が大きければ大きいほど視界が明るくなるため、暗い場所でも見やすくなります。

ひとみ径の計算方法は「口径÷倍率」です。

 

明るさ

視界の明るさは、ひとみ径を用いて導きだします。ひとみ径の2乗の数値が、その双眼鏡の明るさです。

倍率と口径、どちらも明るさに影響しますが、倍率が同じなら口径が大きいほど双眼鏡の視界は明るくなります。

 

視界

双眼鏡の視界には、実視界と見掛け視界があります。実視界は双眼鏡を固定して見たときに、対物レンズを中心から測定した角度をさします。

見掛け視界は実視界×倍率で計算され、双眼鏡を覗くと、どの角度まで見えるかを表しています。臨場感を楽しみたい方は、見掛け視界の数値が高い双眼鏡がおすすめです。

 

コンサートや舞台鑑賞に最適な防振双眼鏡のおすすめと選び方

防振双眼鏡のなかでも、どのような性能をもったものがコンサートや舞台鑑賞に適しているのでしょうか。防振双眼鏡を選ぶ際の条件を解説し、おすすめのモデルを紹介します。

 

防振スイッチのロック可能なタイプがおすすめ

防振双眼鏡の手ブレ補正機能は、スイッチを押すことによって作動します。スイッチを押し続けていないと手ブレ補正機能が働かない機種がありますが、この場合、手が疲れて億劫になってしまうので、長い時間は使えません。

その点、防振スイッチをロックできるタイプなら、長時間快適に使用できます。また、途中でバッテリーがきれて手ブレ補正機能が使えなくなる事態を避けるために、オートパワーオフ機能があると安心です。

 

会場の規模に合わせた倍率を備えたもの

倍率が高いほど対象物が大きく見えます。しかし、倍率が高すぎると視界が狭くなってしまうので、動く対象物を追うのは難しいでしょう。そのため、会場の規模や自分の席からステージの距離を考えて、適切な倍率の双眼鏡を選びましょう。

たとえば、ドームならば、アリーナ席と2階席では見え方は大きく異なります。アリーナ席なら8倍でも十分ですが、2階席では10倍以上でないと、双眼鏡を使ってもしっかりと見えないこともあります。

防振双眼鏡は高価なので、その都度倍率が合う防振双眼鏡を購入することは難しいこともあるでしょう。そうした場合は、レンタルを利用するのもおすすめです。

 

Kenko ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart 10×30 WP 光学10倍 防水仕様

ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart 14×30WP 倍率14倍 対物レンズ口径30mm 手振れ補正機能 防水設計 単3型乾電池使用 使用可能時間約20時間 フルマルチコーティング
レンタルはこちら

倍率10倍
電源単3形アルカリ乾電池1本(2本付属)
防振スイッチスライド式
オートオフ機能10分
サイズ147x51x124mm
重さ535g

倍率は10倍、口径は30mmと、大規模な会場のコンサートやライブでも活躍します。長い時間握っていても疲れないよう、握りやすいフラット設計です。

大きな手振れでも対応可能な防振角±3°。船や車など大きく揺れる乗り物に載っている状態でも補正します。

レンズにはマルチコートが施されており、視界は明るいです。 防振スイッチはスライド式で、オートオフ機能も備えています。防水仕様なので野外でも使いやすいモデルです。
 

Kenko ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart 10×30 光学10倍

Kenko ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart 10×30 光学10倍
レンタルはこちら

倍率10倍
電源CR2 1本(別売)
防振スイッチスライド式
オートオフ機能10分
サイズ147×51×124mm
重さ515g

防振双眼鏡 VC Smart 10×30 WPと同じく、ドームやアリーナでも十分に対応する防振双眼鏡です。本体のみで515gと軽量で、コンパクトなため、手の小さい方でも操作しやすい特徴があります。

スライドスイッチのため、ボタンを押し続けなくても手ブレ補正機能が使用可能です。

オートオフ機能もあるため、電池の消費量を抑えられます。ツイストアップ見口により、眼鏡をかけたままでもスムーズに使えます。

 

Kenko ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart 14×30 WP 光学14倍 防水仕様

ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart 14×30WP 倍率14倍 対物レンズ口径30mm 手振れ補正機能 防水設計 単3型乾電池使用 使用可能時間約20時間 フルマルチコーティング
レンタルはこちら

倍率14倍
電源単3形アルカリ乾電池1本(2本付属)
防振スイッチスライド式
オートオフ機能10分
サイズ147×51×124mm
重さ535g

倍率は14倍、口径30mmと、ドームの奥まった席であっても、対象物をしっかり見られる双眼鏡です。

これだけ倍率が高いときわめて手ブレしやすいですが、防振機能によって快適にコンサートやライブを楽しめます。

レンズにはフルマルチコートが施されており、暗い会場でも視界は明るいです。

遮光スライドシャッター搭載により、パイロットランプの点灯を隠せます。防水設計のため、レンズが曇りにくく、快適に長時間使用可能です。

 

Kenko ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart 14×30 光学14倍

Kenko ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart 10×30 光学10倍
レンタルはこちら

倍率14倍
電源CR2 1本(別売)
防振スイッチスライド式
オートオフ機能10分
サイズ147×51×124mm
重さ515g

小型で軽量でありながら、倍率は14倍、口径30mm。ステージから遠く離れた席からでもしっかりとアーティストの表情や動きを追えます。

防振機能はスライドスイッチで切り替え可能で、電池消費を抑えるオートオフ機能も搭載されています。

見口はツイストアップのため、調整することでメガネでも裸眼でも使用可能です。すべてのレンズにマルチコートが施されているので、視界も明るく暗い会場でもよく見えます。

 

Kenko ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart コンパクト 12×21 WP 光学12倍 防水仕様

ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart コンパクト 12×21 BK 12倍 21口径 2軸光学式手ブレ補正機構 撥水・撥油 フルマルチコーティング 406120 ブラック
レンタルはこちら

倍率12倍
電源単3形アルカリ乾電池1本(2本付属)
防振スイッチスライド式
オートオフ機能10分
サイズ135×120×50mm
重さ405g

重くなりがちな防振双眼鏡でありながら、コンサートやライブなどの使用を想定し、405gと軽量化されたモデルです。

倍率は12倍、口径は21mmで、ドームのスタンド席からでも、アーティストの姿をしっかり見られます。

アルカリ乾電池1本のみで防振機能が連続約10時間駆動します。船や車などの乗り物による大きな揺れでも補正し、快適に対象物を見られるモデルです。

 

防振双眼鏡のメリット・デメリット

防振機能が必要かどうかは、その時々の状況によります。防振双眼鏡のメリットとデメリットを取り上げますので、判断する際の参考にしてください。

 

防振双眼鏡を使うメリット

通常の双眼鏡の場合、正しい姿勢と持ち方であっても、疲れてきたり、高倍率すぎたりすると手ブレしやすくなります。しかし、防振機能があれば、スイッチを押せば自動で手ブレが補正されるため、手で持っていても長い間、快適に双眼鏡を使用可能です。

とくに動物やコンサートやライブでのアーティストを見る際には、双眼鏡を持った手を動かすので、防振機能の有無は小さくありません。また、倍率が高いほど手ブレしやすくなるので、倍率の高い双眼鏡で遠くを見たい方にはおすすめです。

双眼鏡の小型、軽量化は進んでいますが、優れた機能の双眼鏡は、重量が増す傾向があります。防振機能があれば、重さにより手ブレした場合もカバーできます。

 

防振双眼鏡を使うデメリット

防振双眼鏡は高価なモデルが多いため、購入する場合は費用の負担が大きいです。そのため、必要なときに安価で借りられるレンタルを利用するのもよいでしょう。

また、乾電池でモーターを動かすことで防振機能が働いているので、その分、双眼鏡が重くなります。場合によっては、換えの電池を持参する必要もあるでしょう。急に動いてしまうと、視野がずれてしまうこともあります。

 

双眼鏡初心者が注意すべきポイント

目的に合った性能の双眼鏡を用意するだけではなく、初心者がスムーズに双眼鏡を活用するために事前準備の時点で注意すべきポイントがあります。

 

視度調整は会場に入る前に済ませておく

いざ会場で双眼鏡を覗いたけど、なんだか一部ぼやけているようで、見え方があまりきれいでないときは、視度調整ができていないかもしれません。

人間の左右の目の視力はぴったり同じではなく、多くの場合、差があります。そのため、事前に左右それぞれ視度調整を行いましょう。慌てずにすむように、できれば会場に行く前にすませるのがおすすめです。

視度調整は、屋外で行います。看板の文字を対象物として、そこから少し離れて、双眼鏡で文字を見ます。左右の目を片方ずつつぶって、開いているほうの目で接眼レンズを除き、それぞれピントが合うまで視度調整リングを回しましょう。その後、両目一緒に見た際に文字が鮮明に見えたら調整終了です。

視度調整リングの位置は双眼鏡により異なるので、説明書などを見て確認してください。

 

開演前に接眼レンズの幅とピントを調整

コンサートやライブでは、始まる前に会場が暗くなることがよくあります。そのため、できる限り開演前に接眼レンズの幅とピントの調整をしておくようにしましょう。

まず双眼鏡を両眼で覗いて視度調整が適切か、改めて確認します。また、鏡体を動かして調整することで、接眼レンズの幅を自分の目の幅と同じように合わせましょう。

幅が合うと、視界はひとつの円になりますが、合っていないと視界が狭くなり、端に暗い影が見えてしまいます。

 

防振双眼鏡はレンタルがおすすめ

コンサートやライブで大活躍する防振双眼鏡。購入して手元におくべきなのか、必要なときにレンタルするのがお得なのか、悩みますね。レンタルがおすすめの場合、レンタルがおすすめではない場合、それぞれ解説します。

レンタルがおすすめできる人

まず基本的には、防振双眼鏡はレンタルのほうがおすすめです。それは以下のような理由があります。

・双眼鏡を初めて使う人
防振双眼鏡の相場は、5万円~10万円で、さらにハイスペックのモデルは10万円以上です。双眼鏡を初めて購入する方には、金額的にハードルが高いので、まずはレンタルで実際に使ってみるのがよいでしょう。

・コンサートやライブなど、単発で利用したい人
たとえ高額でも、頻繁に使用する機会があれば購入するのもおすすめです。しかし、たまに行くコンサートやライブなどで使用する場合は、金額的にレンタルのほうがよいでしょう。

また、同じ防振双眼鏡でも倍率に違いがあります。会場の大きさや自分の席によって適切な倍率があるので、その都度、レンタルのほうがそのときどきで見やすいモデルを使えます。

・メンテナンスの手間や費用を抑えたい人
防振双眼鏡はほかの双眼鏡とは異なり、電池でモーターを動かして手ブレ補正しています。そのため、いざ会場で使うときに故障がないようにメンテナンスが必要です。こうした手間や費用を抑えたい場合は、使うときだけのレンタルがよいでしょう。

 

レンタルがおすすめできない人

ある特定の倍率の防振双眼鏡を頻繁に使う予定があり、十分な知識のある方については購入がおすすめです。レンタルの場合、1回1回の料金は抑えられますが、レンタルの頻度が多いと費用がかさんでしまいます。

また、使い慣れた防振双眼鏡を愛用したい方も購入がよいでしょう。しかし、モデル選びに悩んでいる方は、まずはレンタルを利用するのがおすすめです。

 

まとめ

遠くのステージにいる対象物でも、手ブレせずに快適に見ることができる防振双眼鏡は、コンサートやライブなどを楽しむ方の間で人気が高まっています。とくに大規模な会場の場合、非常に便利といえます。

しかし、性能が優れているだけに、高価格なモデルが多く、その都度適切な倍率を選ぶことが大切なので購入するにはハードルが高いです。

ワンダーワンズでは、さまざまな防振双眼鏡のレンタルサービスを提供しています。レンタルは最短で3泊4日から取り扱っているので、前日に視度調整をしてから、操作に慣れてから本番に挑むことが可能です。

返却はコンビニを利用できます。防振双眼鏡のレンタルをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

最短お届け日の目安

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(13時以降の場合、最短到着日は+1日かかります。)

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