ビデオカメラの撮影は「4K」それとも「フルハイビジョン」でいいの?
運動会や文化祭、卒業式、入学式などビデオカメラで想い出の撮影する機会がありますが、ビデオカメラには大きく分けて「4K」対応と「フルハイビジョン」対応のパターンがあります。
やっぱり「4K」の方が画像もキレイだから、絶対「4K」で撮影しないといけないと思いがちですが、使用用途によって使い分けして頂く方が良いかと思います。
そこで今回は「4K」それとも「フルハイビジョン」の違いについてご紹介させて頂きます。
- 4Kとフルハイビジョンの画質の違いい
- 撮影したファイルの大きさ
- 保存方法やデータの受け渡しのしやすさ
- 4Kカメラとフルハイビジョンカメラでのズームの倍率の違い
- ビデオカメラの重さの違い
4Kとフルハイビジョンの画質の違い
4K(3840×2160ピクセル)、フルハイビジョン(1920×1080ピクセル)となっており、画質のクオリティで考えた場合「4K」の方が約4倍ほど精緻な画像になっています。
最近は4Kテレビの価格も下がってきており、手軽に4K対応のテレビが購入できるようになってきましたので、大きなテレビで動画を楽しむ場合にはやっぱり4K動画の方が圧倒的にキレイな画像が楽しめます。
画質だけで考えるだけならば、4K撮影できるものがおススメです。
撮影したファイルの大きさ
フルHD1080/60fps:1時間撮影して約12GBです。それに対して4K/60fps:1時間撮影して約54GBです。
大きさも約4倍ぐらいの違いがあります。
また今のビデオカメラではHDD内蔵のものもありますが、4K撮影できるビデオカメラでも64GBまでですので、1時間以上の撮影ではSDカードが必要になります。
しかも4Kを撮影する場合のSDカードでは通常のSDカードよりも高性能なSDカードが求められます。
高性能なSDカードといってもすごく高いものもありますが、目安としては「UHSスピードクラス」が「3」であれば問題なくご使用いただけます。
古いSDカードなどや安いSDカードですと、うまく動画が録画されていないなどの問題がありますので、注意が必要です。
保存方法やデータの受け渡しのしやすさ
4K動画で撮影したものをお友達に渡したいと思った場合に、気軽にBlu-rayディスクで渡せると考えられている方もいらっしゃるかもしれません。
実は4K動画をBlu-rayディスクに焼くことができないのです。
そのため、SDカードで渡すことになります。
データ保存についても、パソコンやテレビのHDDに保存しておく必要があり、長い時間のデータだとあっという間にデータ容量がいっぱいになってしまう可能性があります。
そのため、大容量の外付けハードディスクを用意しておくことをおススメします。
4Kカメラとフルハイビジョンカメラでのズームの倍率の違い
運動会など遠くを撮影したいときにするズームの倍率についても、4Kとフルハイビジョンのビデオカメラでは大きく変わってきます。
4Kのズーム倍率:15~30倍
フルハイビジョンのズーム倍率:40~90倍
圧倒的にフルハイビジョンの方がズームできます。
遠くからしか撮影できない、もっと顔まで寄ったショットの動画を撮りたいなど臨機応変に撮影することができるのはフルハイビジョンのビデオカメラになります。
ビデオカメラの重さの違い
実際撮影するときに、三脚を使っての撮影だけでなく、手持ちで撮影するケースも多々あります。
その際にビデオカメラの重さは選択する際の重要なポイントになります。
4Kビデオカメラの重さ:500~700g
フルハイビジョンのビデオカメラの重さ:200-400g
4Kビデオカメラより、フルハイビジョンのビデオカメラの方が圧倒的に小さく、軽量化されているため、女性にも手軽に持ち運べる重さになっています。
長時間の撮影では重量の差が如実にでてくるので、なるべく軽い方が体への負担も減ります。
そういう意味では、フルハイビジョンのビデオカメラの方が撮影がしやすいといえます。
結論
4K撮影のビデオカメラの方は画質にこだわっている方、記録として妥協なく残したい方向けです。
もちろん、仕事やYOUTUBE や画像のコンテンツとして考えられている方は4Kのビデオカメラがおススメです。
フルハイビジョンのビデオカメラは、手軽にカンタンに撮影する方向けです。
また遠くを撮影する方や軽量な方が負担がないという方にもおすすめです。
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