ポートレートの撮り方|初心者でも背景ボケで「映える」写真が撮れる7つのコツ
「一眼カメラを買ったのに、スマホで撮った写真とあまり変わらない」「背景をボカしたおしゃれなポートレートを撮ってみたい」と思ったことはありませんか。
ポートレート撮影は難しそうに感じるかもしれませんが、カメラの設定やレンズ選び、光の使い方など、基本的なポイントを押さえるだけで写真の印象は大きく変わります。初心者でも、人物が引き立つ「映える」一枚を撮影することは十分可能です。
そこで本記事では、カメラレンタル専門店であるワンダーワンズが、背景をきれいにボカすコツをはじめ、初心者でも実践しやすいカメラ設定や構図、光の使い方、撮影時によくある失敗とその対策までわかりやすく解説します。
なお、記事内で紹介するカメラやレンズの多くは、ワンダーワンズでレンタル可能です。「どの機材を選べばいいかわからない」「購入前に一度試してみたい」という方は、お気軽にLINEでご相談ください。撮影シーンや目的に合わせて、ぴったりの機材をご提案します。
ポートレートとは?「人物を主役にした写真」のこと
ポートレートとは、英語の「portrait(肖像画)」に由来する言葉で、人物を主役として撮影した写真のことです。
プロのモデルやタレントを撮影した作品だけでなく、友人や恋人、家族、子どもなど、大切な人を魅力的に写した写真もポートレートに含まれます。
ポートレートでは、表情やしぐさ、雰囲気を引き立てることが重要です。そのため、背景をボカしたり、光の向きや構図を工夫したりして、視線が自然と人物へ向かうように撮影することが一般的です。
一方、街並みや日常の一瞬を記録するスナップ写真は、その場の雰囲気全体を切り取ることが目的です。ポートレートは「人物をどう魅力的に見せるか」を意識して撮影する点が大きな違いといえるでしょう。
スマホと一眼カメラで「ボケの出やすさ」が違う理由
「一眼カメラで撮ると背景がふんわりボケるのに、スマホでは同じようにならない」と感じたことはありませんか。
その理由の一つが、カメラに搭載されているセンサーの大きさです。一眼カメラやミラーレスカメラはスマホよりも大きなセンサーを搭載しているため、背景を自然にボカしやすく、立体感のある写真を撮影できます。
なお、スマホのカメラには「ポートレートモード」が搭載されていることがありますが、これはAIによる画像処理で背景をボカしている機種がほとんどです。近年は精度が向上していますが、髪の毛の輪郭や細かな部分で不自然に見えることもあります。
そのため、背景ボケを活かした本格的なポートレートを撮影したい場合は、一眼レフカメラやミラーレスカメラを使うのがおすすめです。レンズ本来の光学性能による、自然で美しいボケ味を楽しめます。
【背景ボケ重視】おすすめカメラ&レンズセット
SONY(ソニー)α7 III + Tamron 35-100mm F/2.8【ポートレート撮影セット】
3泊4日:19,800円(税込) / 延長2,200円/日
👤 こんな人におすすめ
初めてフルサイズに挑戦したい方、レンズ交換なしで大きなボケを楽しみたい方
⭐ 特徴
- 35mmフルサイズ裏面照射型センサー・有効約2420万画素で、暗い場所でも高画質
- ズーム全域F2.8通しの明るいレンズで、背景を大きくぼかした1枚が撮れる
- 35mmの自然な画角から100mmの中望遠まで、1本で撮り分けられる
- リアルタイム瞳AF対応で、動いている人物でも目にピントを合わせ続けられる
- レンズは長さ約119.2mm・質量約565gと軽量で、長時間の撮影でも疲れにくい
Nikon(ニコン)Z50 + Tamron 35-100mm【初心者ポートレート撮影セット】
3泊4日:12,650円(税込) / 延長1,320円/日
👤 こんな人におすすめ
軽さと扱いやすさを重視しながら、背景ボケのある写真を撮りたい方
⭐ 特徴
- APS-Cミラーレスの軽量ボディで、持ち歩きやすく初心者でも扱いやすい
- 35mm換算約52〜150mm相当で、ポートレートに使いやすい画角をカバー
- F2.8通しのズームで、曇りの日や室内でもシャッタースピードを確保しやすい
- 瞳AF搭載で、ピント合わせに迷わず人物の表情に集中できる
- チルト式モニターで、ローアングルやハイアングルの撮影もしやすい
【まずここだけ】初心者がポートレートで設定すべき3つのこと
「カメラの設定は難しそう」と感じる方も多いですが、ポートレート撮影で最初に覚えるべきポイントは多くありません。
まずは以下の3つを押さえるだけで、背景がふんわりボケた、人物が引き立つ写真を撮りやすくなります。マニュアルモードを使いこなせなくても問題ありません。
| 設定 | 何をするか | なぜ重要か |
|---|---|---|
| ① 撮影モードをAvモード(Aモード)に | 絞り優先モードで撮る | F値だけ決めれば、あとはカメラが自動調整してくれる |
| ② F値を2前後にする | 絞り値を小さくする | 数値が小さいほど背景がボケる |
| ③ 瞳AFをONにする | 目に自動でピントを合わせる機能 | ピンボケを防ぐ最強の味方 |
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
撮影モードは「Avモード(絞り優先)」がおすすめ
ポートレート撮影を始めたばかりの方は、マニュアルモードではなく「Avモード(絞り優先AE)」で撮影するのがおすすめです。
マニュアルモードでは、F値・シャッタースピード・ISO感度をすべて自分で設定する必要があります。そのため、慣れないうちは設定ばかり気になり、シャッターチャンスを逃してしまうことも少なくありません。
一方、Avモードでは自分で設定するのはF値だけです。シャッタースピードはカメラが自動で調整してくれるため、背景のボケ具合を意識しながら、撮影そのものに集中できます。
なお、モード名はメーカーによって表記が異なります。
- Canon(キヤノン) → Av
- Nikon(ニコン) → A
- SONY(ソニー) → A
- FUJIFILM(富士フイルム) → A
Canonのみ「Av」、その他の主要メーカーは「A」と表示されています。まずはモードダイヤルをこの位置に合わせるところから始めましょう。
F値は「2前後」を目安にする
F値(絞り値)は、背景のボケ具合を左右する重要な設定です。
数値が小さいほど背景は大きくボケ、人物が際立った印象になります。反対に、数値が大きくなるほど背景までくっきり写ります。
ポートレートではF1.4〜F2.8程度がよく使われますが、初心者の方はF2前後を目安にすると失敗が少なくなります。
F1.4など極端に小さい値では、目にはピントが合っていても鼻や耳がボケてしまうことがあります。これは、ピントが合う範囲(被写界深度)が非常に浅くなるためです。
まずはF2前後で撮影し、慣れてきたら少しずつF値を変えながら、好みのボケ感を探してみましょう。
なお、家族や友人など2人以上を撮影する場合は、F2.8〜F4程度まで絞ると、全員にピントが合いやすくなります。
「瞳AF」をONにしてピンボケを防ぐ
ポートレートでは、「目にピントが合っているか」が写真の印象を大きく左右します。
そこで活用したいのが、人物の目を自動で検出してピントを合わせ続ける「瞳AF」です。近年のミラーレスカメラの多くに搭載されており、初心者でも失敗を大幅に減らせます。
メーカーごとの設定名称の一例は以下のとおりです(2026年6月時点。機種によって異なります)。
- Canon(キヤノン) → 「被写体認識」を「人物」、「瞳検出」を「する」に設定 Nikon(ニコン) → 「AFエリアモード」→「オートエリアAF(人物)」または「ワイドエリアAF(L-人物)」に設定
- SONY(ソニー) → 「顔/瞳AF設定」→「AF時の顔/瞳優先」を「入」に設定
- FUJIFILM(富士フイルム) → 「顔/瞳AF設定」→「顔検出」と「瞳AF」をONに設定
設定項目は機種によって異なるため、詳しくはお使いのカメラの取扱説明書やメーカー公式サイトをご確認ください。
瞳AFを活用するだけでも、ピント合わせの失敗は大きく減ります。ポートレート撮影を始める前に、まずはこの機能を有効にしておくことをおすすめします。
ポートレートにおすすめのレンズ選び
ポートレート撮影では、カメラ本体以上にレンズ選びが写真の仕上がりを左右します。
同じカメラでも、レンズが変わるだけで背景のボケ方や人物の写り方は大きく変わります。特に、「どんな写真を撮りたいか」に合わせて焦点距離を選ぶことが大切です。
初心者の方におすすめの焦点距離は、以下のとおりです。
| 焦点距離 | おすすめのシーン | 特徴 |
|---|---|---|
| 35〜50mm(標準単焦点) | 初めてのポートレート、室内、街歩き | 自然な画角で扱いやすく、背景もボカしやすい |
| 85mm前後(中望遠単焦点) | バストアップや顔のアップ | 背景が大きくボケ、人物を美しく引き立てられる |
| 50〜200mmズーム | 子どもの撮影や屋外イベント | 撮影距離を変えやすく、幅広いシーンに対応できる |
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
初心者の最初の1本は「50mm前後の単焦点レンズ」
初めてポートレート用のレンズを選ぶなら、50mm前後の単焦点レンズがおすすめです。
単焦点レンズはズーム機能がない代わりに、F値が小さいモデルが多く、背景を大きくボカした写真を撮りやすいという特徴があります。
なかでも50mm前後は、人の目で見た印象に近い自然な画角で撮影できるため、顔や体のバランスが崩れにくく、初心者でも扱いやすい焦点距離です。
また、各メーカーから比較的リーズナブルなモデルが販売されており、「最初の一本」として定番のレンズになっています。
【50mm前後】おすすめ単焦点レンズセット
Canon(キヤノン)EOS R50 + RF 50mm F1.8 STM【初心者ポートレート撮影セット】
3泊4日:9,900円(税込) / 延長:990円/日
👤 こんな人におすすめ
軽いミラーレスで、まずは単焦点レンズを試してみたい方
⭐ 特徴
- 約375gの軽量ボディで、はじめての一眼でも構えやすい
- 開放F1.8の単焦点レンズで、背景を大きくぼかした写真が撮れる
- 被写体を自動で認識し、瞳にピントを合わせ続けられる
- APS-Cのため35mm換算約80mm相当。顔立ちが自然なバランスで写る
- バリアングルモニターで、アングルを変えた撮影にも対応しやすい
SONY(ソニー)α7 III + FE50mm F1.8(SEL50F18F)【ポートレートセット】
3泊4日:15,400円(税込) / 延長:1,540円/日
👤 こんな人におすすめ
フルサイズで50mmの自然な画角と、なめらかなボケを試したい方
⭐ 特徴
- 有効約2420万画素のフルサイズセンサーで、50mmを本来の画角のまま使える
- 開放F1.8で、背景をやわらかくぼかした立体感のある描写が得られる
- リアルタイム瞳AFで、動きのある人物でもピントを外しにくい
- 高感度に強く、曇りの日や室内でも明るく撮影しやすい
- レンズは質量約186gと軽量で、持ち運びの負担が少ない
Nikon(ニコン)D5300 + AF-S 50mm F1.4G【初心者ポートレート撮影セット】
3泊4日:7,700円(税込) / 延長:770円/日
👤 こんな人におすすめ
費用を抑えつつ、明るい単焦点レンズの写りを試したい方
⭐ 特徴
- 開放F1.4の大口径レンズで、より大きな背景ボケを楽しめる
- 光学ファインダーをのぞきながら、人物の表情を見て撮影できる
- APS-Cのため35mm換算約75mm相当。バストアップの撮影に向く
- バリアングル液晶で、立ち位置やアングルを変えても構図を確認しやすい
- 初心者向けセットの中でも料金が手ごろで、初めてのレンタルに選びやすい
「85mm」は顔を美しく撮れるポートレートの定番
より本格的なポートレートを楽しみたいなら、85mm前後の中望遠レンズも人気があります。
85mmは適度な圧縮効果によって顔立ちが自然に見えやすく、背景も大きくボカせるため、人物がより印象的に写ります。そのため、プロのポートレート撮影でもよく使われる焦点距離です。
一方で、50mmより被写体との距離が必要になるため、室内では少し使いにくいことがあります。広い公園や街中など、屋外での撮影に特に向いているレンズといえるでしょう。
「背景をしっかりボカしたい」「人物をより引き立てたい」という方は、85mmを選択肢に入れてみてください。
【85mm】おすすめ中望遠レンズセット
SONY(ソニー)α7 III + FE85mm F1.8(SEL85F18)【ポートレートセット】
3泊4日:17,600円(税込) / 延長:1,760円/日
👤 こんな人におすすめ
フルサイズで85mmの圧縮効果と大きなボケを味わいたい方
⭐ 特徴
- フルサイズ×85mmで、背景を大きくぼかした中望遠ポートレートが撮れる
- 適度な圧縮効果で顔の歪みが出にくく、顔立ちを自然に写せる
- リアルタイム瞳AFで、被写界深度が浅くても目にピントを合わせやすい
- 開放F1.8ながらレンズは質量約371gと軽量で、屋外撮影でも持ち運びやすい
- 人物を背景から浮き上がらせたい撮影に向く
Nikon(ニコン)D5600 + AF-S 85mm F1.8G【初心者向けポートレートセット】
3泊4日:9,900円(税込) / 延長:990円/日
👤 こんな人におすすめ
一眼レフで85mmの写りを、料金を抑えて試したい方
⭐ 特徴
- 35mm換算約127mm相当で、背景の写る範囲が狭くすっきり整理しやすい
- 開放F1.8の明るさで、背景を大きくぼかした1枚が撮れる
- ボディは約465gと軽量で、長時間の撮影でも負担が少ない
- バリアングルタッチモニターで、構図を確認しながら撮影できる
- 85mmを試せるセットの中でも料金が手ごろ
Canon(キヤノン)EOS 5D Mark IV + SIGMA 85mm F1.4【ポートレートセット】
3泊4日:20,900円(税込) / 延長:2,090円/日
👤 こんな人におすすめ
本格的な機材で、作品としてのポートレートを撮りたい方
⭐ 特徴
- 有効約3040万画素のフルサイズセンサーで、肌や髪の質感まで描写できる
- 開放F1.4の大口径レンズで、背景を大きくとろけさせられる
- 光学ファインダーで、人物の動きや表情を追いやすい
- 高感度性能が高く、夕暮れや室内でも撮影しやすい
- 中・上級者
- 中・上級者向けセットのため、購入前の使い心地の確認にも向く
高いレンズを買う前に「レンタルで試す」のが賢い選択
レンズ選びでよくあるのが、「とりあえず50mmを買ったけど、85mmのほうが自分の好みだった」という失敗です。
50mmと85mmでは、同じ場面を撮っても写り方がまったく異なります。どちらが自分の撮りたい雰囲気に合うかは、実際に使ってみないとわかりません。
また、明るい単焦点レンズは数万円から十数万円以上するモデルも多く、気軽に買い替えられるものではありません。
そのため、購入を検討している方は、まずレンタルで使い比べてみることをおすすめします。
ワンダーワンズでは、ポートレート撮影におすすめのカメラとレンズをセットでレンタルできます。3泊4日から利用でき、往復送料無料のため、初めての方でも気軽に試せます。
「50mmと85mmのどちらが自分に合うかわからない」「撮影場所に合うレンズを選びたい」という方は、ぜひLINEでご相談ください。撮影シーンや目的に合わせて、最適な機材をご提案いたします。
初心者ポートレートセット一覧を見る背景をきれいにボカす3つのポイント
ポートレートらしい写真を撮るうえで欠かせないのが、背景をふんわりボカす表現です。
「F値を小さくすればボケる」と思われがちですが、実際にはボケ具合はF値だけで決まるわけではありません。人物と背景の距離やレンズの焦点距離も大きく影響します。
まずは、背景をきれいにボカすために意識したい3つのポイントを押さえておきましょう。
| ポイント | 内容 | 効果 |
|---|---|---|
| ① F値を小さくする | F2前後に設定する | ボケ量が増える |
| ② 被写体と背景の距離を取る | 背景から2〜3m以上離れて立ってもらう | 背景がより大きくボケる |
| ③ 焦点距離が長いレンズを使う | 85mm以上のレンズなど | 圧縮効果でボケが強調される |
それぞれ詳しく解説します。
F値は小さくしすぎない
背景をボカしたい場合は、F値を小さく設定するのが基本です。
ただし、「小さいほどよい」というわけではありません。F1.4やF1.8まで開放すると、ピントが合う範囲(被写界深度)が非常に浅くなり、少し顔の向きが変わっただけで目からピントが外れてしまうことがあります。
そのため、初心者の方はF2〜F2.8程度から始めるのがおすすめです。背景は十分ボケつつ、人物にもピントを合わせやすくなります。
また、家族や友人など複数人を並んで撮影する場合は、F2.8〜F4程度に設定すると全員にピントが合いやすくなります。
人物と背景の「距離」を離す
背景を大きくボカしたいときは、F値だけでなく「人物と背景の距離」も意識しましょう。
例えば、人物が壁のすぐ前に立っている場合は、F値を小さくしても背景はあまりボケません。背景から2〜3m以上離れて立ってもらうだけで、同じレンズ・同じ設定でもボケがぐっと大きくなります。
屋外なら木や建物から少し距離を取る、室内なら壁際ではなく部屋の中央に立ってもらうなど、撮影位置を工夫するだけで印象は大きく変わります。
機材を変えなくても実践できるため、初心者の方がまず試したいテクニックの一つです。
焦点距離が長いレンズほどボケやすい
より大きな背景ボケを楽しみたい場合は、焦点距離の長いレンズを使うのも効果的です。
一般的に、同じF値で撮影した場合は、50mmより85mm、85mmより135mmのように焦点距離が長くなるほど背景がボケやすくなります。
また、中望遠レンズは背景を引き寄せるような「圧縮効果」が生まれるため、人物がより印象的に写りやすいという特徴もあります。
「もっと背景をボカしたい」「人物をより際立たせたい」と感じたら、85mm前後のレンズを試してみるのもおすすめです。50mmとは異なる雰囲気のポートレートを楽しめるでしょう。
光の使い方|「いつ・どこ」で撮るかが写真を決める
ポートレートでは、カメラの設定やレンズ選びだけでなく、「どんな光で撮るか」も写真の仕上がりを左右します。
初心者の方は、まず次の3つを意識するだけで、ぐっと自然で魅力的なポートレートを撮りやすくなります。
| コツ | 内容 |
|---|---|
| ① 曇りの日や木陰が意外と撮りやすい | 光が柔らかく均一。顔に強い影ができない |
| ② 屋外なら「半逆光」を意識する | 斜め後ろから光が当たる位置。肌が明るく柔らかく写る |
| ③ 室内は「窓際」を最大限に活用する | 自然光が入る窓の近くは、柔らかくきれいな光が得やすい |
晴天よりも曇りや木陰のほうが撮りやすい
「ポートレートは晴れた日に撮るのがベスト」と思われがちですが、実は初心者には曇りの日や木陰のほうがおすすめです。
晴天の直射日光は光が非常に強く、鼻や目の下に濃い影ができたり、まぶしさで目を細めてしまったりすることがあります。その結果、表情が硬く見えたり、顔全体が不自然な印象になったりするケースも少なくありません。
一方、曇りの日は雲が光をやわらかく拡散してくれるため、顔全体が均一に照らされます。強い影ができにくく、肌も自然できれいに写るため、初心者でも失敗しにくい環境です。
晴れた日に撮影する場合も、木陰や建物の日陰に移動するだけで、曇りの日に近いやわらかな光を作れます。「日陰で撮ると暗くなりそう」と感じるかもしれませんが、ISOオートを使用していれば、自動で明るさを調整してくれるので心配いりません。
屋外なら「半逆光」の位置を探す
屋外で撮影するなら、太陽を被写体の斜め後ろに配置する「半逆光」を意識してみましょう。
半逆光では、髪や肩に光が回り込み、人物の輪郭がふんわりと浮かび上がります。また、顔に当たる光もやわらかくなるため、肌がきれいに見えやすいのもメリットです。
一方で、太陽が真後ろに来る完全な逆光では、顔が暗く写ってしまうことがあります。
少し暗いと感じた場合は、カメラの露出補正を「+0.7〜+1.0」程度に調整すると、顔の明るさを自然に補正できます。
撮影場所を少し移動するだけで光の当たり方は変わるので、まずは人物の周りを歩きながら、光が最もきれいに当たる位置を探してみましょう。
室内では「窓際」を最大限に活用する
室内でポートレートを撮る場合は、照明よりも窓から入る自然光を活用するのがおすすめです。
窓際は光がやわらかく、人物を自然な明るさで照らしてくれます。特に、窓を横から受ける「サイド光」は、顔にほどよい陰影を生むため、立体感のある写真に仕上がります。
もし日差しが強すぎる場合は、レースカーテンを閉めてみましょう。光が拡散され、よりやさしい雰囲気になります。
また、曇りの日の窓際は、スタジオ照明のように均一でやわらかな光になることも多く、初心者でもきれいなポートレートを撮りやすい環境です。まずは窓際に被写体を立ってもらい、自然光を活かした撮影から始めてみましょう。
ポートレートの構図|人物をもっと魅力的に見せる配置のコツ
ポートレートでは、人物をどこに配置するかによって写真の印象が大きく変わります。
「構図は難しそう」「センスが必要なのでは」と感じるかもしれませんが、まずは基本的な構図を覚えるだけで十分です。人物の配置を少し工夫するだけで、写真がぐっと洗練された印象になります。
初心者の方がまず押さえたい構図は、次の3つです。
| 構図 | 向いている場面 | 特徴 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 三分割構図 | 屋外・背景を活かしたい場面 | 人物を左右どちらかに寄せる。自然な動きを感じさせる | |||
| 日の丸構図 | 表情に集中させたい場面 | 人物を中央に配置。力強いインパクトが出る | |||
| 余白を活かす構図 | おしゃれ感・SNS映えを出したい | 空や背景を大きくとる。 | 余白を活かす構図 | おしゃれ感・SNS映えを出したい | 空や背景を大きくとる。抜け感が生まれる |
それぞれのポイントを見ていきましょう。
まず覚えたい「三分割構図」
ポートレートで最も取り入れやすいのが三分割構図です。
三分割構図とは、画面を縦横3分割したときの交点付近に人物の顔や目を配置する構図のことです。こうすることで、バランスがよく、自然な印象の写真になります。
人物を画面の中央から少し左右に寄せるだけなので、特別な知識やテクニックは必要ありません。背景も適度に取り入れられるため、街並みや自然の景色を活かしたポートレートにも向いています。
多くのカメラやスマートフォンでは、設定からグリッド線を表示できます。構図に迷う方は、まずグリッドを表示して撮影すると人物の配置を決めやすくなるでしょう。
「目線」と「余白」の方向を揃えると自然に見える
人物を配置するときは、「目線の方向」に余白を作ることも意識してみましょう。
例えば、被写体が右を向いている場合は、画面の右側に少し広めのスペースを空けると、写真に広がりが生まれます。
反対に、目線の先に余白がないと、どこか窮屈で詰まった印象になりやすくなります。
「人物が見ている方向に空間を残す」というシンプルなポイントを意識するだけで、写真全体のバランスが整い、自然でストーリー性のある一枚に仕上がります。
アングルで印象がガラッと変わる
構図だけでなく、カメラを構える高さによっても人物の印象は変わります。
それぞれのアングルには次のような特徴があります。
- アイレベル(目線と同じ高さ):最も自然で親しみやすい印象
- ローアングル(低い位置から見上げる):足が長く見える。開放感が出る
- ハイアングル(高い位置から見下ろす):顔が小さく、かわいらしい印象になりやすい
初心者の方は、まずアイレベルを基本に撮影するのがおすすめです。
慣れてきたら、少ししゃがんでローアングルにしたり、カメラを少し高く構えてハイアングルで撮影したりすると、同じ場所でも雰囲気の異なる写真を楽しめます。
撮影前に立ち位置やカメラの高さを少し変えてみるだけでも、ポートレートの印象は大きく変わります。
まずはさまざまなアングルを試しながら、自分の好みの写り方を見つけてみましょう。
よくある失敗と対策|初心者がつまずきやすいポイントを解説
「背景が思ったよりボケない」「顔が暗い」「ピントが合わない」といった失敗は、初心者がよく経験するものです。しかし、原因を知っておけば難しく考える必要はありません。
まずは、よくある失敗と対策をまとめた表を確認してみましょう。
| 失敗 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| ①ピンボケ(目にピントが合わない) | F値が小さすぎる、瞳AFがOFF | 瞳AFをON。F値を2〜2.8に |
| ②顔が暗くなる | 完全な逆光になっている | 半逆光に移動。露出補正+1〜2 |
| ③背景がボケない | F値が大きすぎる、人物が背景に近すぎる | F値を小さく。人物を背景から離す |
| ④顔が歪んで見える | 広角レンズで近距離から撮っている | 50mm以上のレンズで少し離れて撮る |
| ⑤のっぺりした写真になる | 光が正面から均一に当たっている | サイド光・半逆光を試す |
ここからは、それぞれの原因と対策を詳しく紹介します。
ピンボケ|F値の下げすぎと瞳AFのOFF
ポートレートで最も多い失敗が、目にピントが合わない「ピンボケ」です。
背景をボカそうとしてF1.4やF1.8など極端に小さいF値にすると、ピントが合う範囲が非常に狭くなります。そのため、被写体が少し動いただけでもピントが外れやすくなります。
また、瞳AFをオフにしている場合も、目ではなく鼻や髪、背景にピントが合ってしまうことがあります。
初心者の方は、瞳AFをオンにし、F2〜2.8程度で撮影するのがおすすめです。この設定だけでも、ピンボケの失敗は大幅に減らせます。
顔が暗くなる|逆光の失敗と露出補正
「外で撮ったのに顔だけ暗い」という場合は、逆光が原因になっていることがほとんどです。
背景が明るいと、カメラは全体の明るさに合わせて露出を調整するため、人物の顔だけが暗く写ってしまうことがあります。
対策としては、太陽を被写体の斜め後ろに配置する半逆光で撮影するのがおすすめです。
それでも暗く感じる場合は、露出補正を「+0.7〜+1.0」程度に設定すると、顔を自然な明るさに調整できます。
顔が歪んで見える|広角レンズで近距離から撮っている
「顔が大きく見える」「鼻だけ目立ってしまう」という写真になる場合は、レンズや撮影距離が原因かもしれません。
広角レンズで人物に近づきすぎると、遠近感が強調され、顔の中心部分が実際より大きく写ることがあります。
自然なバランスで撮影したい場合は、50mm以上のレンズを使い、少し距離を取って撮影するのがおすすめです。
特に85mm前後のレンズは顔の歪みが出にくく、人物をより美しく写しやすいため、ポートレートの定番として多くのカメラマンに選ばれています。
ワンダーワンズで借りられるポートレート向け機材
ワンダーワンズでは、ポートレート撮影に適したカメラやレンズを豊富に取り揃えています。
初心者向けのセットから、中・上級者向けの本格的な機材まで用意しているため、撮影経験や目的に合わせて選ぶことが可能です。
レンタルサービスの主な特徴は以下のとおりです。
- 最短3泊4日から借りられる
- 往復送料無料のコミコミ価格設計
- 過失のない範囲の自然故障は追加費用なし
- 過失による破損も、お客様負担は最大2,000円のみ(※修理可能な範囲の破損に限ります)
- コンビニ・ヤマト営業所・郵便局から返却できる
また、東京・水道橋駅(JR水道橋駅徒歩2分、東京ドーム徒歩約5分)に店舗があり、当日受付での店頭受取にも対応しています。
「どのセットを選べばいいかわからない」という方は、LINEでお気軽にご相談ください。撮りたい場所・シーンをお伝えいただければ、最適な機材をご提案します。
まとめ|ポートレートのコツを押さえて写真撮影を楽しもう
ポートレート撮影は、特別な技術がなければ撮れないものではありません。カメラの設定やレンズ選び、光の使い方、構図といった基本を押さえるだけで、人物が引き立つ一枚を撮影しやすくなります。
特に初心者の方は、Av(A)モードでF値を2前後に設定し、瞳AFを活用することから始めてみましょう。また、背景との距離や光の向きを少し工夫するだけでも、写真の印象は大きく変わります。
レンズ選びに迷った場合は、いきなり購入するのではなく、レンタルで実際の写りや使い心地を試してみるのがおすすめです。50mmと85mmでは写真の雰囲気が大きく異なるため、自分の撮りたいイメージに合った一本を見つけてから購入すれば、後悔も少なく済みます。
ワンダーワンズでは、ポートレート撮影に適したカメラやレンズを豊富に取り揃えています。「どの機材を選べばよいかわからない」「購入前に試してみたい」という方は、ぜひレンタルサービスをご活用ください。実際に撮影を楽しみながら、自分にぴったりの機材を見つけてみましょう。
店舗情報・アクセス
ワンダーワンズ 店舗情報
📍 住所
東京都千代田区神田三崎町三丁目3番20号 VORT水道橋II 5階
🚉 最寄り駅
JR水道橋駅徒歩2分、都営三田線水道橋駅徒歩8分、神保町駅徒歩8分、九段下駅徒歩9分、後楽園駅徒歩9分
🕒 営業時間: 年中無休 10:00 〜 18:00
📞 電話番号: 03-6555-4498
🚶 JR水道橋駅から徒歩約2分!
お出かけ前に気軽に立ち寄れる好立地です。「せっかくの旅行なのにカメラ忘れた!」そんな時でも間に合います。

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